美人なのにね。

ここは退屈迎えに来て

「ここは退屈迎えにきて」山内マリコ著

(1)本の装丁が良い！ちょっと横長でかわいいサイズなのだ！
(2)著者が美人！ブサイクでひがみ根性の人が書いてるのかと勝手に思ってたから意外！
(3)8つの短編集。ほとんどの話で椎名くんていう共通のモテオトコが登場する。
(4)それと、フランソワ・オゾン「ふたりの５つの別れ路」やギャスパー・ノエの「アレックス」のように現在から過去に戻っていく構成。
(4)プロフィールにある「バブル崩壊後の地方都市で外国映画をレンタルし続ける十代を送る」と「大阪芸術大学映像学科卒業」ということから、かなりの映画マニアのよう。
(5)こんなブログもやっている。http://theworldofmaricofff.tumblr.com/
(6)最初の３つの短編が好き。あとの５つも良いけど下ネタが続く。美人なのにね。
(7)綿矢りさちゃんのドＳな作風が好き、山内マリコちゃんの虚無感漂う作風が好き。ふたりとも美人なのにね。