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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

スパークスの映画?カラックスの映画?『アネット』(2022年)

 

(1)スパークスが原作で、それをカラックスが映画化!

(2)で、スパークスの映画?カラックスの映画?

(3)どちらでもない気がする!!!

(4)こんな悪夢のような映画があるんだ。。。というかアダム・ドライバー演じる主人公が狂ってる!!

(5)カラックスの映画では、「ポーラX」と本作だけ原作ありの映画。

(6)「ホーリー・モーターズ」と「アネット」はカラックスから観客への挑戦状のような、過激なメッセージ!

(7)この2作ともカラックスが冒頭に登場する共通点も!!

(8)以下あらすじです。

ロサンゼルス。コメディアンのヘンリーはキャリアの低迷に悩まされていた。そんなある日、ヘンリーはオペラ界のスター歌手、アンと恋に落ちそのまま結婚した。ヘンリーのキャリアは結婚後も落ち目になる一方で、自分以上の成功を収めるアンに嫉妬心を募らせていった。やがて、2人の間に娘(アネット)が生まれた。アネットには母親譲りの歌の才能があり、ヘンリーはその才能を磨くことに存在意義を見出すようになった。しかし、娘を通したヘンリーの自己実現は徐々に狂気をはらみ始める。

(9)えっ?冒頭のカラックスの助手役の女性はカラックスの娘!!

レオス・カラックスフェミニストであるとは言わないが、彼の変化、あるいは成熟には、娘・ナスティアの影響が大きいのかもしれない。ナスティアは、プロローグとエピローグにも登場するように、この映画には深く関わりがあることは確かだ。幼いながらも父を乗り越えて自立していくアネットの姿は、そんな娘に向けてのメッセージが込められているのではないか。