- 作者: 大岡昇平
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- 作者: ルソー,青柳瑞穂
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(2)あとは映画を観て原作本を読むとか。
(3)たまたまネットで島田雅彦先生が授業をするというので申し込んだら、上記2冊を読んでから参加することが条件だった。
(4)こんな課題図書は30年ぶりかも。。
(5)結果からいうと2冊とも読んでよかったし、授業も参加してよかった。
(6)武蔵野夫人は実家近くの狭山湖や先祖の墓地である多摩霊園がでてくるので親近感があった。
(7)ゲス不倫がテーマであるがそれはつかみで、趣旨は多摩の風景描写や戦後のみなさんの心情なのだろうと思って読んだ。
(8)島田先生もこの本のテーマは「国破れて山河あり」と指摘し、元軍人たちの癒しのための小説と評していた。
(9)こんなことでもなければ読むこともなかっただろう。溝口健二監督のDVDも観てみよう。
(10)ルソーの小説は中原昌也に近い文体で、ひとりごとのような話。
(11)無人島でひっそり植物を観察しながら、過去のことを振り返りひっそり生きたいと100ページつぶやく。
(12)この本は終活する時に再読することにしようか。。
(13)作家としての島田様彦でなく、文学研究者としての島田雅彦の授業だった。
(14)反省としては質問を事前に考えておけばよかった!
(15)例えば「武蔵野夫人における勉と道子は浮気未遂だが、秋山と富子が不倫なのでは?SM先生の不倫の定義を教えてください!」とか。。