このWEDDING PRESENT「BIZARRO」は超名盤で、超高速カッティングのギターロックの代名詞。ミッシェルガンエレファントをはじめてテレビで観た時もこのバンドを思い出しちゃいました。向井さんは本盤を愛聴してたり、ジョナサンリッチマンに影響を受けてたり、だんだん他人とは思えなくなってきました。
向井秀徳日記 2月分より以下引用。2月24日深夜まで一人でMATSURIにいた。
THE WEDDING PRESENTを聞く。「BIZARRO」を。
忘れちゃおらんぜ。この疾走感、切れ味。この、ガラス窓をブチ破って飛び下り、上から砕けた破片がバラバラーッと降ってくる、そしてそれがキラキラーと光っているような音。1フレットから24フレットの間を回り続けるランナーズハイ。そして歌詞。胸をえぐられるような思いをした男が延々その心情をトロし続けている。
エレクトリックギターでしか出せない音を出している。それは「歪み系」のディストーションを踏んで出るものではない。
俺はこのレコードを聞いて「ギターサウンド」で全てを表現してやろうと決意したのである。