このドＳの主人公、実は主人公ではない！！！

●綿矢りさ「ひらいて」

ひらいて

(1)ドＳの綿矢りさちゃんが、どんなドＳ小説を書いたのかな、なんて読み進めると。。。
(2)史上最強のドＳキャラが主人公だった！！女性から男性に告白するなんて序の口で、この後の過激な行動は。。。
(3)しかしこのドＳの主人公、実は主人公ではない！！！という疑問が沸いてきた。
(4)好きな男性に告白したあとの暴走ぶりが尋常ではないのだ。語り口も告白前と後で変わってきている！！！
(5)告白後のラリッた感じと詩的な表現の連発するあたり、主人公ではなく、狂った語り部に昇華しちゃった！！！というのがワタシの理解。
(6)語るだけでなく、暴れまくり、主人公以外の二人を窮地に追い込みまくる！！
(7)実は、この狂った語り部が主人公ではなく、この語り部の他の二人が実は主人公であったのだ！
(8)狂った語り部、変化を受け入れようとするオンナ、変化を拒否するオトコ。そんな3人の奇妙な物語。
(9)女性の以下評価では、あの暴走判る！なんて簡単に言うけど、ホント実際主人公と同じ行動するのかよ！
評・角田光代
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120820-OYT8T00637.htm

評・江南 亜美子
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1768
(10)まぁ、書いたほうも読んだほうも空想の世界だから、まぁいいっか。
(11)主人公の名前が奥さんと同じだったり、インシュリン打ってる糖尿病の友人がいたり、妙な親近感のある話だったわ。