- 作者: 山内マリコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/12/19
- メディア: 単行本
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(1)アズミハルコは主人公かというと、そうではなく群像劇のひとりだった。
(2)表示に「Lonely Girl has gone」と記載があり、アズミハルコはロンリー・ガールなのかと思っていたら、登場するオンナの子すべてがロンリー・ガールだった!
(3)しかも登場するオトコはすべてダメ男!!
(4)女性視点の話なので、ダメ男のバカっぷりに、ひたすら謝りたくなる。
(5)ストーリーや登場人物は平凡かもしれないけど、ディティールの描写がひとつひとつ面白い。
(6)潜望鏡しながらシラフになる件とか。。
(7)物語の起点の映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」と物語の終点の映画「スプリング・ブレイカーズ」の使い方も良い。
(8)「スプリング・ブレイカーズ」の後に起こる話はマグノリアのカエルみたい!
(9)「スプリング・ブレイカーズ」同様、オンナの子達がキャッキャッしてる描写は楽しげなんだけど、彼女たちのその先に行く末が簡単に予想できちゃって暗くなる。
(10)でもそういう明るくて暗い話を書きたかったんだろうな。
(11)綿矢りさちゃんに続き癖になる文体!!