QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

現実的にあったらあなたどうするのよ!

(1)毎年観れてうれしいのはウディ・アレン監督作品とフランソワ・オゾン監督作品。
(2)ウディ作品では乳首は絶対でてこないが、オゾン作品では躊躇なく出てくる、という違いが!
(3)前作は「売春中にオトコが複上死したらどうする?」という話でしたが、今作は「新婚の嫁が病死して、夫が女装フェチになったら、新婦の友人はどうする?」という話。
(4)女装マニアのダンナ役は「スパッシュメント・アパートメント」「ロシアン・ドールズ」「ムード・インデッイゴ」のロマン・デュリス。結構なオバさん系オカマ。
(5)新婦の友人役のアナイス・ドゥムースティエさんもすごくいい!オゾンはおばさんを綺麗に撮るわ!
(6)観終わった後に読んだ、菊地成孔さんのコメントがまさに!まさに!という感じ。

ペドロ・アルモドヴァルとの影響関係という構図もとりつつ、実際はスペインとフランスが真逆である所をえぐりだす。結末はどのLGBT映画よりも先鋭的でアクロバティックでありながら、オゾン作品中最も暖かくコミカルでリアルな愛に迫っている。

(7)オゾンは死、生、同性愛を含む愛のどれか複数を必ずテーマにする。
(8)現実ではあえりない物語っぽいが、現実的にあったらあなたどうするのよ!という感じで、決断を迫られる!というのがオゾンの作風かも。
(9)次回作も期待してます!!