(2)あらすじ↓
出版社勤めの定年を間近に控えたある日、高校時代の恋人から39年ぶりに電話がかかってきた。東京に来ているので、会って話をしたいというのだ。
俺は気が付いた。ちょうど39年前の今日、俺は最低な失敗をやらかして、彼女に二度と会えなくなったのだ――。
しかし、会ってみるとアパレル会社経営の富豪となった、かつての恋人“デコ”はあっけらかんとしており、17歳のとき未遂に終わった大阪から白浜へのバイク旅行をやらないか、と誘ってきたのだ。肝臓がんで余命わずかな今、きっちり落とし前をつけときたい、という。
テレビや雑誌などで幅広く活躍する著者の初小説。2人の青春時代と重なる80年代の音楽や映画が随所に登場し、テンポよい大阪弁と共に話は展開していく。生涯で最も活力にあふれていた時期を一緒に過ごした男女の、消えゆく命に対する心情が真に迫ってくる。
(3)山田五郎さんプロフィール
(4)本名が違ってた!とは!
(5)映画「真夜中のカウボーイ」を観たことがある人の方が楽しめる。
(6)おじさん、この展開、涙腺決壊(ナミダアフレテ!)ですわ。
(7)燃え殻さんのこの↓小説と同じく、中年がモトカノの思い出振り返る、というジャンル?
(8)もし旅行に行けるとしたら、和歌山の白浜に!