QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

カノン/ギャスパー・ノエ監督(1998)


(1)主人公が失業者で、娘が一人で、妄想癖で、ということで他人事じゃない。
(2)銃を持ってからの妄想の爆発っぷりスゴイ!
(3)やっぱりこの主人公は変態。でも自分が変態ではない、とは言い切れないか。
(4)「人生は性欲だけだ!」とか「自分は男性器だ!」とか爆発フレーズが多すぎ!
(5)ラストはかなり尾を引くね。言いたいことはソコか!なんて感じ。
(6)ダウンタウンの松本さんが絶賛してましたが、「ごっつええ感じ」の不条理コントを彷彿させる。
(7)ちょっと衝撃的な映像があったり、冴えないオヤジの顔ばかりなので、2度目に観るのはちょっと先にしたい。
(8)監督曰く「原題の『Seul Contre Tous』は、日本では『カノン』というタイトルにされちゃったんだけど、気に入らなくて配給会社とケンカしちゃったんだ!」だって。原題(直訳)は「みんな私の敵」。そりゃあ喧嘩するよね。
(9)本作はなんと「カルネ」の続編。この「カルネ」の話は次回。

以下あらすじです。

自ら経営する馬肉店を失った男(フィリップ・ナオン)はカフェの女主人(フランキー・パン)の愛人となり、女主人は妊娠。カフェを売却して片田舎へ移り、生活をやり直すことに。が、ちょっとしたいざこざから男は女主人の腹を殴りまくり、銃を手にパリへ舞い戻る・・・