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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

アメリカの友人/ヴィム・ヴェンダース監督(1977)

(1)デニス・ホッパーが異常に存在感があってカッコいい!(2)何故パリのホテルに和風の部屋がある?(3)素人に殺しを頼むマフィアって展開がウソっぽい。だけど面白い。(4)ヴェンダースは長廻しが多いね。このタイム感がたまらない。(5)殺しのシーンがどれも秀逸。特に電車の中のシーン。(6)劇場でもう一回観たいな。

以下解説です。

ヴィム・ヴェンダース、31歳の時に撮った長編第7作。白血病で死の不安に生きているハンブルグの額縁職人ヨナタン。彼を殺人にはめ込み、完全犯罪を進めながら危険な友情にはまりこんでいくトム・リプレー。死んだ筈の画家の贋作を書いているポガッシュ。物語は、サスペンスに富む発端の画の競売シーンから、この3人の絡んだストーリーを小気味よいテンポで進めていく。現代の狂気と不安とを大きく描くヴェンダースの良作。そして、ホッパーの怪演は圧巻。原作はパトリシア・ハイスミス