QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

ミーン・ストリート/マーティン・スコセッシ監督(1973)

Mean_streets (1)とにかく若き日のデニーロがかっこいい。(2)ハーヴェイ・カイテルもとにかくかっこいい。(3)スコセッシの自伝とのことですが、ニューヨークって怖い街!(3)何者にもなりたくない20代の群像劇ってだけで魅力的。(4)ストーリーは「俺達に明日はない」に近いかな?(5)オトコ友達への距離感が独特で、言葉で表現できない感じがうまく表現されている!(6)サントラが異常にいい。やるな!スコセッシ!

以下解説です。
後の「タクシードライバー」に通じるマーティン・スコセッシロバート・デ・ニーロ、コンビによるダークな青春群像劇。ニューヨークのイタリア人街で繰り広げられる二人の男の友情。もうすぐ30歳になろうというのに停職につかず、ぶらぶらと遊び歩いているチャーリーと、彼の悪友の短気でだらしがなく嫌われ者のジョニー。やくざな金貸しの叔父を持つチャーリーはそんな生活に区切りを付けそろそろしっかりとした生活をしたいと望んでいたが、そんな事をまるで気にかける様子もなく勝手気ままに行動する無軌道なジョニーに次第に苛立ちを隠せなくなる……。昔は共にムチャをした悪友同士の一方がいつしか大人になり、やがていつまでも成長することなく突拍子のない行動をする友に覚える訣別をスコセッシはダウンタウンのギラついたムードを再現し表現。カイテルも葛藤する青年を見事に演じている。しかし、魅力的なキャラクターを演じているのはデ・ニーロで、イタリア系の彼には本来このような役が似合うのか、近年の妙に演技派づいた彼に較べ、何をしだすか分からないアブナイ若者を自然体で生き生きと演じている。