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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

グッバイ、レーニン!/ヴォルフガング・ベッカー監督(2003)

Goodbye_lenin1 (1)リリー・フランキーの「東京タワー」と同じ母親への愛情がテーマ。「東京タワー」と同じ位泣ける。(2)母親を気遣うウソは「ライフ・イズ・ア・ビューティフル」を彷彿させる。後半の展開は母親への愛情のため、というより自分の願望のためにウソを作っていく。そこがとても良い。(3)この姉弟は喧嘩もするけどスゴイ仲がいい。そしてこの家族は不思議な一体感がある。(4)ラスト・シーンの宇宙飛行士のセリフがとってもよかった。このシーンのために、2時間必要だったんだなって思った。(5)このサイトで「時計じかけのオレンジ」との共通点の指摘があって、思わず納得。主役が両方とも「アレックス」だったり、後半は病室で映像を観させられたり、ウィリアム・テル序曲を使った「時計じかけ〜」有名なシーンのパロディがあったり、と。ベッカー監督は確信犯っぽいね。

以下あらすじです。

アレックスの母、クリスティアーネは、夫が西側へ亡命して以来、祖国・東ドイツに忠誠心を抱いている。建国40周年を祝う夜、クリスティアーネは、アレックスがデモに参加している姿を見て心臓発作を起こし、昏睡に陥ってしまう。意識が戻らないまま、ベルリンの壁は崩壊、東西ドイツは統一される。8ヵ月後、奇跡的に目を覚ました母に再びショックを与えないため、アレックスはクリスティアーネの周囲を統一前の状態に戻し、世の中が何も変わらないふりをしようとするが…。