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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

青い春/豊田利晃監督(2001)


ボクは不良でも優等生でもオタクでもいじめられっ子でもなかったけど、不思議なことに不良とも優等生ともオタクともいじめられっ子とも同じ距離でつきあっていた。オタクからは人生(その後の電気グルーヴ)のレコードを借りたこともあった。いわゆる番長とも野球つながりで知り合って、体育の授業でジャージを忘れた時に、番長からジャージを貸してもらったこともあった。その番長から借りたジャージはかなり香水臭かったな。その番長がこの九條(松田龍平)に良く似たタイプの人だった。普段は大人しいけど、怒ると怖いって感じ。十代の時はレースとスリルと暴力と退屈が世界のすべてだった。そのことをこの映画は良く表現している。この松田龍平くんがスボンでなく、上着のボケットに手を突っ込むのがとてもカッコ良い。確かあの番長も上着のポケットに手を突っ込んでいたな。ぜひ若い人も見習って欲しい。

以下あらすじです。

男子校・朝日高等学校。その日、屋上にはいつものように不良グループが集まっていた。新3年生の彼らはそこで、柵の外に立ち手をたたく回数を競う通称“ベランダ・ゲーム”をしていた。柵の外側はつま先がやっと引っかかる程度の幅しかなく、柵に掴まらずには数秒と立っていられない。落ちれば地面にまっさかさま。それは、勝ったものが学校を仕切ると決められた伝統の根性だめし。勝利したのは8回の新記録を出した物静かな男・九條だった。しかし、九條にとっては学校を仕切ることなどどうでもいいことだった……


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