●「ブロークン・イングリッシュ」ゾエ・カサヴェテス監督(2009)
(1)ボクが大好きなジョン・カサヴェテスの娘が映画を撮った。
(2)しかしあまり評判が良くないので敬遠していた。
(3)なんとなく出張中の移動時間にPCで観た。
(4)何故だか泣けてきた。
(5)物語はコンカツ中のアメリカ人女性がフランス人男性と出会う話。
(6)理想と現実の差に悩みながら、現実を変えようとして、そして自分を変えようとするその姿勢にココロが打たれたのだ。最後のシーンの主人公の女性のあのなんともいえない表情にやられたのだ。
(7)ちなみにゾエのお母さんでジョン・カサヴェテスの奥さんのジーナ・ローランズも出演。
(8)物語の展開もディティールも好き。ちょっと「勝手にしやがれ」のオマージュもあり。憎めない。
(9)フランス語やイタリア語は単語の最初のHを発音しない風習がある。だから「ハングリー」が「アングリー」になっちゃう!イタリア人の友人が「ハウス・マーティンズ」を「アウス・マーティンズ」って言うものだから5分くらい悩んじゃった事を思い出した。
(10)映像の色合いが同じ女性監督のソフィア・コッポラに似てると思った。