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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

オザケンの話2

さらば雑司ヶ谷

さらば雑司ヶ谷

(1)
樋口 毅宏という作家を知ったのは、音楽評論家よりも的確な小沢健二論が小説にでてくるという話から。

(2)
『さらば雑司ヶ谷』を図書館で借りてきた。そこだけ読みたかったけど、場所がわからなかったから、読まずに返した。

(3)
次に樋口 毅宏という作家を知ったのは、SPAの連載しているコラムから。妙に共通点があることに驚く。

(4)共通点
・1970〜1971年生まれ
星新一が好き
村上春樹が好き
ロッキングオンが好き
・イギリスの音楽(プライマルスクリーム、ストーンローゼズ)が好き
小沢健二が好き
クエンティン・タランティーノが好き

(5)
だんだん他人とは思えなくなって『さらば雑司ヶ谷』をまた図書館で借りてきて読んだ。

(6)
ドンデン返し、無駄のような雑談、簡単な人殺し。クエンティン・タランティーノの映画のような小説だ。

(7)
こんなに悪意の塊のような小説って、他にあったっけ?

(8)
噂のオザケン論が本当に素晴らしかった。小説の登場人物という癖のあるキャラクターのセリフとして、オサケン論を発表。本気なんだか、どうなんだか判らない、こんなやり方もあるんだな。