●悪魔とダニエル・ジョンストン／ジェフ・フォイヤージーク監督(2005)
ダニエル・ジョンストンって、ただの４０過ぎた太っちょのオジさんだと思ってた。◆いやいや、悪魔と天使にとり付かれた強烈にキテレツなアーティストだった！◆この人の人生こそがアートなのですが、強烈だったトップ・リスト。◆【自主映画】十代の時にダニエルが自分とお母さん一人二役で登場する8ミリ自主映画。【音楽】恋した女の子のことをカセット・テープに吹き込んだ魂直結の弾き語り。【絵】アメコミっぽいタッチのイラスト。なんと生活源！高値で取引されてるんだって！【実況録音】お母さんやおまわりさんに怒られた時に録音したカセットテープ。【墜落】アメコミのヒーローのように飛行機からパラシュートで飛び降りたいとダダを捏ねて、飛行機を墜落させた。しかし奇跡的に助かる！◆「事実は小説よりも奇なり」という言葉どおりのキテレツぶり！◆観客は自分は奇人をあざ笑っているのか？天才を褒め称えているのか？と、この感情の狭間に揺れながら、次第に猛烈に感動する。◆サトちゃん抜きのフィッシュマンズのドキュメントよりこの奇人のドキュメントの方が100倍観る価値があると思うな。。。◆もちろんこの表題のコメントはダニエル・ジョンストン様のお言葉。
