QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

求心力があって、強引で、ちょっと間抜けなリーダ

●ファンタスティック・Mr.フォックス/ウェス・アンダーソン監督(2009)

(1)日本で一番ウェス・アンダーソンを理解しているのはワタシかもしれない。

(2)なぜなら5年前のブログで、「ウェス・アンダーソンの作品には必ず、求心力があって、強引で、ちょっと間抜けなリーダが登場する。」と書いてあって、本作に登場する父さんキツネもズバリそれに当てはまっているから!

(3)ここまでは、前回の「ダージリン急行」のブログと全く同じ話。

(4)しかし今回の作品は原作もので、しかも絵本が原作で、ウェス・アンダーソンが初めて感銘を受けた絵本とのこと。

(5)だから「求心力があって、強引で、ちょっと間抜けなリーダが登場する。」という元祖がこの話かもしれません。

(5)スパイク・ジョーンズの「怪獣たちのいるところ」に続き、原作が絵本映画ですな。。。

(6)原作も図書館で取り寄せて読んでみたけど、微妙にニュアンスは変えていて、とくにお母さんギツネはちょっといい人(キツネ)に変わってますね。

(7)で、この話を通じて何が言いたかったか?ということですが、「人間は自然には勝てない」という話を「自然側(キツネ)側から、ユーモラスに描いた」のではないか。なんか、自分勝手なアメリカ人が好きそうな物語だな、というのが感想。夢見心地で観れましたけどね。

(8)ピチカート・ワンの小西さんと同じく目黒シネマの2本立てで観ました。