小西さんがプロデュースした「うたとギター。ピアノ。ことば。」が良い。
深夜2時に聴きたいレコード。
押し付けがましさがなく、さりげないメッセージ。
女性ヴォーカル6名、男性ヴォーカル3名、男女混合ヴォーカル1組
ちょっとした女性上位。
biceと市川実和子とスムースエース がお気に入り。
これは小西さんのソロアルバムと言ってもいいと思う。
小西さんの念力で作った架空のソロ・アルバム。
最近「ピチカート・ファイヴ・アイ・ラヴ・ユー」という
ピチカート後半の小西節を集めた編集盤を聴いたら、
この「うたとギター。ピアノ。ことば。」と同じ体温を感じた。
ピチカートファイブの歌詞がこれほど、言葉として
突き刺さるアルバムは他にない、と思う。
特に「神様がお試しになる、今はたぶんそんな時でしょ。」
という一節を含む「私の人生、私の夏」なんて特にね。
グラブ向けよりもこの2枚のアルバムのような、
伝えたい「ことば」をメインにした音楽を今後も期待したい。