- 作者: 山内マリコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: 単行本
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東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。
一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。
境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。
同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。
結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。
(2)最近は「菊地成孔の『アズミ・ハルコは行方不明』評:「若い映画」なのか、「そんなに若くない映画」なのかはっきりしてくれよ」がオジサンVSオネエサン的で面白かったです。
(3)山内さんの小説はダメ女ばかり登場するけど、ダメ男の描き方がハンバない!
(4)ドM体質なのか、それを承知で毎回小説を読んでしまう。
(5)そしてダメ女へのメッセージも、おばさん的視点で微笑ましく思える。
(6)こんな話実際にはないだろうけど、そこは本質ではなく、登場人物の心情に寄り添って何を感じるかだろう。
(7)家柄はそんなことありませんが、うちも「おばあちゃま」と呼んでました。。。