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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

皮肉屋ゲイ男のメロドラマ説教

危険なプロット/フランソワ・オゾン(2013)

(1)フランソワ・オゾンの作品は大好きで、ほぼ全作品観ている。
(2)個人的なトップ・リスト
 「リッキー 」「ふたりの5つの分かれ路」「ぼくを葬る
(3)おそらく一般的に評価が高いリスト
 「8人の女たち」「スイミング・プール」「しあわせの雨傘
(4)フランソワ・オゾンはゲイだからオヤジ向け、オバさん向け、オカマ向けと撮り分けることができる。ワタシの選んだトップリストはオヤジ向け〜オカマ向けな感じで、一般的なトップリストはオバさん向け。
(5)で、今回の作品は、オバさん向け「高校生の美男子と小説家崩れのダメ教師のデコボコ・コンビのハウ・ツー・面白い小説を書く」バナシ。
(6)こんなダメ教師居ないだろうし、こんなスゴイ高校生美男子も居ない。
(7)だから映画なんけどね。
(8)この世に存在しない二人に、この世に存在する人たち(とくにオバさん)が翻弄されていく。
(9)この世を翻弄する語り手の二人にこの映画は最後大きな痛手を食らわす。そこも痛快。
(10)ウディ・アレンの作風が「エロ坊主のコメディ説教」だとすると、フランソワ・オゾンの作風は「皮肉屋ゲイ男のメロドラマ説教」
(11)ワタシ両方とも大好物です!!
(12)原題は「Dans la maison 」意味は「家の中」