それでも最後は笑えるとこんなになるまで信じてた

●「日本のセックス」樋口　毅宏

日本のセックス

(1)題名で判るかもしれませんが、この小説は友人や家族には薦められない。
(2)でもダレかとこの小説の主人公について語りあいたい！
(3)物語としてはスワッピングが趣味な主人公が思いもよらぬ事件に巻き込まれ。。。。
(4)ちなみに、スワッピングとは「自分の本来のパートナーが別の異性と性行為を行っているという屈辱感や嫉妬などが相乗効果となり、性行為の興奮度を高めるというもの。」だって。
(5)そのスワッピング話の前半と、その事件に巻き込まれた後半のこの語り口の違いがスゴイ。
(6)何よりもGREAT3のセカンドアルバムのラスト曲「LAST SONG」という曲から生まれた小説というのが、気にいった。
(7)「LAST SONG」

last song by GREAT3

GREAT3 2015.06.22 02 Last Song / from the album "METAL LUNCH BOX"

HeyBaby/ロケット花火/片手に/
曇り空見上げ/砂浜を歩こう/
朝まで降った雨で/湿っている/
海岸沿いのベンチに/腰をかけて/
うんざりするため息/つきながら/
マッチが折れるくらい/強く火をつけた/

こうして僕らは少しづつ/すりきれながら/
それでも最後は/笑えると/こんなになるまで信じてた

HeyBaby/あきらめる気はあるかい？/
わかりあえるなんてことは/期待しないで/

あんなに楽しげに/笑えたことも/
こんなに必死になって/話したことも/
どんなに愛されても/愛していても/
永遠なんてことは/ありえないことも/

こうして僕らは少しづつ/すりきれながら/
それでも最後は/笑えると/こんなになるまで信じてた/

そして僕らは少しづつ/口を曲げながら/
笑えてるのか/確かめて/遠くに花火の音を聞いた/

どうしても君がいとおしい/目の前で笑う/
君が全てだ/これでいい/そうこれでいい/これでいいんだ/

(8)今年GREAT3が復活する。
(9)GREAT3ファンはこの小説を読み、片寄の歌詞世界を再度思い出し、準備するべきだな。