●ザ・マスター／ポール・トーマス・アンダーソン監督(2013)
(1)ＰＴＡ氏はワタシと同じ1970年生まれ
(2)アンダーソン繋がりのウェス・アンダーソンは1969年生まれ
(3)だからか、両氏の作品は同世代の知り合いが撮った映画のような親近感がある。
(4)「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来の5年ぶりの本作
(5)本作のネット上の評判はこんな感じ。
(6)「マグノリア」のトム・クルーズ、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・ダノが演じた新興宗教の教祖繋がりで、
(7)「ブギーナイツ」「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」と同じ、擬似親子バナシなのだが、
(8)「ブギーナイツ」「マグノリア」より面白いとは言えない。
(9)しかし、この映画そういう脈略で評する映画ではない気がする。
(10)ほとんどが、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる教祖とホアキン・フェニクスの会話のシーンばかりなのだ。
(11)ジョン・カサヴェテスの映画に近いのだ。
(12)会話ばかりが延々続き、物語りがゆっくり進んでいく感覚は、カサヴェテス好きにはたまらない！！
(13)良いとか悪いとか、面白いとか面白くないとかではなく、この感覚を心地良いと感じるか感じないかだと思う。
(14)そういう意味では観る人を選ぶ映画かもしれない。
