LAヴァイス (Thomas Pynchon Complete Collection)
- 作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,栩木玲子,佐藤良明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/04/01
- メディア: 単行本
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- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: Nonesuch
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: CD
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(2)なんと原作はトマス・ピンチョン
(3)ピンチョンといえば、20年前にオザケンが愛読しているということで手にとったら、異常に難解で一回読んですぐ古本屋に売った。初めて登場人物の相関図を書かないと判らない小説!と思った。
(4)でもこの「インヒアレント・ヴァイス(小説邦題:LAヴァイス」」は、ピンチョンの小説でも判りやすい方らしい。
(5)もうそろそろ観ないと終わっちゃうということで、映画館で鑑賞。
(6)鑑賞後の感想としては「これはコメディということで、不思議な出来事も夢ということにしておこう」「なんか登場人物、みんなセリフがささやき系だったな」「ロング・グッドバイのフィリップ・マーローと探偵つながりで比較したい気もわかる。。。」「PTAはシリアス系2作続いたから、コメディ系に振れた?」な感じ。
(7)万人受けする映画ではないね。。。
(8)で、ダレ向けかというと一般的なハリウッド映画は好きではなく、ミニシアター系映画に惹かれちゃうワタシようなヲタク向け!
(9)これぐらい異常な世界では、自分も異常でないとバランスがとれないんだよ!
(10)映画鑑賞後、原作小説を読み始める。なんと500ページ。定価3600円!(映画3回分!)
(11)もちろん図書館で借りた。
(12)インヒアレント・ヴァイス/Inherent Vice=物事に内在する欠陥
物でも場所でも、あるいは時代、状況、もしかすると人間でも、目には見えないかもしれないが、もともとそこに存在する欠陥や不備など、ネガティブな性質のようなものが、何かをきっかけに表に出て不都合や悪い結果をもたらす場合がある。それは、時に最悪の事態を招くことさえあるが、その性質を考えるとどうしても避けられないことであり、その責任を追求することは難しい。その性質が「インヒアレント・ヴァイス」である。
(13)サントラもたぶん買っちゃうな。