(1)1998年~2001年までhtmlの勉強のためHPを作って、コラムを書いたりしていた。
(2)これはその1999年10月のコラム
婚約相手「リュシー」がいるのに自称姉貴っていうナゾのオンナ「イザベル」に引かれていく小説作家「ピエール」の話。ピエールの母「マリー」や従兄弟の「ティボー」が複雑にからんでいって、乱暴に言うといつのまにか人生語っちゃう感じのフランス映画。カット割りや風景にとけこむところは、まさに絵画のようだし、セリフがいつのまにか詩のようになっていたり、「俺の人生後悔ばかりだ....」なんて本音トークあり、前衛バンドを登場させたり、混乱に混乱が重なり秩序を作っていく異常な世界です。人生っていうのは完全に埋まらないパズルだって判っておきながら、1ピースを埋める毎に喜んだり、1ピースが欠ける毎に悲しんでいくものなんですね。これはボクがふと思ったこと。こんなに度を超して圧倒されるとちょっと変わった気持ち良さが残りますね。これを感動っていうのかな。カラックスの中では一番好きです。(99/10/24)
(3)2022年に映画館でリバイバル鑑賞。DVDがほぼ完売で手に入らず!渋谷ツタヤでもVHSのみ。。でも映画館で観て正解!
(4)で、思ったのは、「ボーイ・ミーツ・ガール」と「汚れた血」が姉妹のような裏表で、「ポンヌフの恋人」と「ポーラX」が兄弟のような裏表ってこと!
(5)「ポンヌフの恋人」と「ポーラX」の両方の主人公は後半狂っていく共通点!
(6)芸術家がナゾの黒髪女性に惹かれて人生狂う展開って、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの展開か!!!
(7)ジョンは「俺の人生後悔ばかりだ」と言ってはないと思いますけどね。。
(8)ホントにラスト・シーンが強烈!こんなカップルいないよ!!