QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

こんな変態オヤジは実存しそうで怖い

焼け石に水フランソワ・オゾン監督(2000) 


実はワタシもこの映画の主人公のようにゲイのオジさんにナンパされたことある。

◆それは当時21才。初めての海外旅行。パリの地下鉄がストがだったため、テキトーにギャラリーに入った。
◆そこでスーツを着たオジさんから声を掛けられた。「君、もしかして日本人?ボクは日本がとっても好きなので、ちょっとお茶でもしないか?」
◆近くのカフェでカタコト英語でおしゃべりをした。
◆オジさんはエッフェル塔の近くのマンションに住む自称ピアニスト
◆日本にもツアーに行ったことがあり、指圧はサイコーだと言う。
◆ワタシはレコード屋を探していたので「知ってるか?」と聞いたら「もうCDショップしかない」との返事。
◆おしゃべりが済んで別れ際に、オジさんは「オトコ友達はいるか?」と聞くから、ワタシは「イエス」と答えた。そこでオジさんは「ホモセクシャルの?」と一押し。「ノー!ノー!ノー!」とワタシは後ずさり。オジさんはひるまず最終手段の「ユー・アー・ベリー・ビューティフル・ボーイ!」と口説きゼリフ!ワタシは赤面しながら「ノー!ノー!ノー!」と声高に否定。
◆ホテルまで着いて来る勢いをなんとか追い払い、一人逃げ帰った。
◆あの時逃げてなければ、この主人公のように調教され、売春させられていたかも!
◆こんな変態オヤジは実存しそうで怖い。
◆この映画は一つの部屋でのみ完結する四人のコントであり、モトカレ、モトカノとの復縁を風刺した悲喜劇。
◆オゾンさんのメッセージは「恋はオトコもオンナもゲイも狂わせる」かな?
◆主人公が毒薬を飲んでお母さんに電話する。そこでお母さんは一言「ボン・ボヤージュ(良い旅を!)」だって。イカレスギ!

以下あらすじです。

70年代、ドイツ。20歳の青年フランツは、街中で中年ビジネスマン、レオポルドに声を掛けられ彼の家を訪ねる。そこで彼はレオポルドの不思議な魅力にとらわれ、二人はベッドを共にする。やがてフランツはどうしようもないほどに、レオを愛し始める。しかし二人の蜜月は長くは続かなかったのだ。二人の愛は破綻を迎えようとしていた。
 しかし、ある日二人のそれぞれの昔のガールフレンドが現れたことにより、関係性は別の、しかし悲劇的な方向へ向かって転がりだすのだった…。