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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

カオスの娘

カオスの娘 (集英社文庫)

カオスの娘 (集英社文庫)

> 音楽だったら、ジョナサン・リッチマン。映画だったら、ポール・トーマス・アンダーソン。小説だったら、島田雅彦。●新作が出るとマスト・リッスン。マスト・ウォッチ。マスト・リードなアーティスト。●共通点は何かあるかな?ふむ、判らない。●島田雅彦は20歳ぐらいからずっと新刊が出る度に読んでいます。●「彗星の住人」「美しい魂」「エトロフの恋」3部作が最高傑作だけど、その後の「退廃姉妹」、本作「カオスの娘」もやんちゃぶり衰えず、アナーキーさも失わずヤバ目です。●本作はシャーマンを目指す中学生と拉致監禁された女子高生と末期癌の大学教授の話。●小説の語りべ、主人公がくるくる変わる手法や、手紙をそのまま文章化するスタイル、「眠りが丘」など島田ワールド全快です。●例えるならピチカートファイブ的。●いつも思うんだけど、島田雅彦の小説は弱者に対して、こういう戦い方もあるよと指南しているよう。だから一年に一回とか、2年に一回とか新作を読むと、世の中と戦うということは人生を楽しむことなんだな、と思う。

↓こんな意味不明なPVを作っていた!というか小説のPVなんか初めて見た!というかこのPVは小説の魅力は全然伝えていない!