QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

バイ菌扱いされた日々

未確認尾行物体 (文春文庫)

未確認尾行物体 (文春文庫)

●未確認尾行物体/島田雅彦

(1)「はやり目」にかかった。人に感染しやすいということで一週間会社を休む。(2)感染しやすいということで自宅でも6畳の部屋で一人隔離。病院行っても読んだ新聞を消毒される始末。(3)この感覚何かに似ているな、と思い返す。島田雅彦著「未確認尾行物体」。エイズに感染した変質者からストーカーされる話。今の状況はこの変質者の気持ちに近いかなと思い。10年ぶりに再読。(4)すっかりストーリーを忘れてたんだけど、島田雅彦の中でもかなり凝った物語で、かなりロマンティックな後味。(5)バイ菌扱いされた日々を忘れて、もっと重要な事が教わったような気になる。(6)大学生の時もわかったようなフリして感動したけど、ホントに良さが判るのは30代?40代の中年だね。(7)そういえば、あるインタビューで美人で有名な島田雅彦婦人はワタシが最高傑作だと思う「美しい魂」よりも本作をロマンテックだから好きと公言していたな。(8)次に本作を読むのはいつかなー。ガンの時かな。あっ!ガンは感染しないか。ということはエイズ