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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

これからの音楽【3】

前回の続き

(9)この疑問に答えられる人はいないはずだ。だってCDが3,000円、音楽配信が2,000円という値決めに理由がないからだ。CDの値決めなんて、レコードと同じ位収入が欲しいと欲張ったレコード会社の勝手な都合だろうし、邦楽(3,000円)と洋楽(2,000円)の値段の差の理由をきちんと説明できる人がいないのも同じ。

(10)もう一つ疑問提起を。映像付きの音源ならYOUTUBEでタダでフル尺流すけど、どうして音源のみのストリーミングをタダでフル尺流すのはダメなの?ダレか素人に理路整然と説明できる人がいますか?「映像付きの場合は、広告モデルとして収入が入るから、映像付きの場合はタダでフル試聴をできるんだ」なんて回答しようものなら、「みんなYOUTUBEで聴いてる時に広告なんて見てないよ!」と、秒殺されるのがオチ。

(11)そんな理不尽なことばかりの馬鹿馬鹿しい現実に、そもそも消費者が気づいたのではないのだろうか?ボクはネットの無料ダウンロードはやってないけど、恐ろしい程に無意味な値付けに怒りを覚え、無料ダウンロードやCDコピーを利用している人が多いのではないだろうか?

(12)また、音楽雑誌こそジャーナリストと自負するなら、この意味のない値付けや理不尽な音楽業界のやり方に怒りを向けるべきだ。レコード会社の広告など頼りにせず、音楽文化を広める独自の視点で、この状況を語るべきだ。広告をとるのを止めて、紹介するアーティストを絞り、無駄なページを止めて、販売価格をそんなに上げずに続けていくことを模索すべきだろう。もうバブルは終わったんだ。そんな時代に広告モデルの音楽系WEBサイトに質とスピードに勝てるとでも思っているのか?

(13)もし、「レコード会社」や「音楽雑誌」や「CDショップ」が廃れた(!)時に、音楽家はどうやって活動をすべきなのだろうか?ボクはその答えをおぼろげに持っている。

■次に続く