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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

これからの音楽【4】

前回から続き

(14)まず、名刺代わりに数曲インターネットで発表する。まずは自作曲を誰でも聴けるようにする。マイスペースにページを持てば簡単に実現できる。それからレコード会社というパトロンに頼らず、自腹でレコーディングしてCDを作る。えっそんな予算ない?だったら仕事をすればいい。ボーナス2回分あれば録音できるだろう!えっ?仕事していたら、曲を書けない?それだったら音楽家をやめればいい。みんな素人はそうやっている。その次は、その作ったCDをライブ・ツアーをしながら売り歩けばいいのだ。値段は自分で決定できる。自分で販売枚数を予測して、リクープできる単価にすればよい。ライブ・ツアーで買えなかった人はアマゾンで買ってもらえばいい。そして全国のツタヤや図書館に置いてもらって、どんな人でも聴いてもらえるような環境を作ればもっといい。

(15)そもそも本は文章芸術作品で、CDも音楽芸術作品。両方とも図書館に置いてもらって普及することをやれば良いのではないか?どうしてこんな事ができないだろうか。レコード会社は著作隣接権なんて訳わからない権利を主張する前に、普及することをもっと考えるべきだ。

(16)音楽は伝えること、聴かせることに目標に置くべきだと思う。そうでないと作品がかわいそう。リクープが目的である流通の仕方では音楽家も作品も浮かばれない。

(17)小沢健二さんの2010年春のコンサート・ツアーはこのCDが売れない時代の音楽の活動として、レコード会社の援助をもらったレコ発ツアーではなく、ツアーそのものが芸術活動として成立することを目標として掲げている。スゴく興味深い試みだ。

(18)ラブ・サイケデリコの人はインタビューで「CDがなくなっても、仕事をみつけて生活しながら音楽をしたい」と言っていた。そもそも音楽とは、そういうものだと思う。いや、音楽家という者はそう思って活動していて欲しい。

(19)音楽産業に関わっている人々は産業構造が壊れ、自分達の仕事が無くなるのが怖れ、こんなことを発言する訳がない。よもやその中に産業構造自体を変えようなんて思う人がいるハズもないだろう。しかし時代は変わる。そのうちここに書いているこを判ってもらえる日が来ると思う。

【おしまい】おつきあいありがとうございました。