QSKVブログ

ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

JINGI愛してもらいます、ですな。

●ジャンゴ/クエンティン・タランティーノ監督(2013)

(1)イングロリアス・バスターズを超えてクエンティンの全米最大のヒットだって。
(2)前回はユダヤ人の怒りをパワーに変え、今回は黒人の怒りをパワーに変えた!
(3)「イングロリアス〜」、「ジャンンゴ」は復讐3部作の2作だって。
(4)だから安心して、最後の最後に復讐が決行されるのを待てる!
(5)しかし3時間もあるから、最後の復讐までが長いわ!
(6)正確には復讐ではなく仁義なんだって⇒コレ
(7)痛めつけられた黒人が、痛めつけた白人に逆襲する話ではなく、奴隷制度で屈折した黒人同士の関係の中で仁義を貫くという話。
(8)なるほど、なるほど「JINGI愛してもらいます」ですな。

(9)物語は3つの話に分かれる。
(10)その1:ドイツ人と黒人がお尋ねモノを殺し、賞金稼ぎする話
(11)その2:荒稼ぎした黒人がフィアンセを探しに行く話。
(12)その3:黒人が爆発して白人を皆殺しにする話。
(13)1時間ドラマ3本立ての濃さ。
(14)その2からその3のタメがすごい。いつ爆発するのか、という前フリの話が異常に長くて、異常に面白い。そこがクエンティンのスゴさ。
(15)しかしこの映画の批評は皆筆圧が高い。自分のために映画を作ってくれたという過信があるのかな。特にキネマ旬報の五所純子さんの「奴隷根性」が筆圧高っ!