- 作者: 窪美澄
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◎ふがいない僕は空を見た(小説版:窪 美澄 映画版:タナダユキ監督)
(1)映画版は割と斉藤君とあんずさんにフォーカスがあたっているけど、小説版では語り手がそれぞれ変わり、斉藤君に恋焦がれる同級生、斉藤君の友達、斉藤君のお母さんの話がきちんと描かれ、映画版より群像劇感が増す。
(2)だから小説版の方が全体としてバランスが良い。
(3)映画版はコスプレ腐女子ぷりの田畑智子さんの体当たり演技(?)が話題になってましたけどね。
(4)小説版は「桐島、部活止めるってよ」に構成が近い。だけど、「ふがいない僕は空を見た」の方が登場人物のダメなところと行動がすごいリンクしてて、頭に入ってきやすい。
(5)「桐島、部活止めるってよ」は映画版を、「ふがいない僕は空を見た」は小説版をオススメします!!
(6)映画版の脚本を手がけた向井康介さんは、山下敦弘監督と組むことが多く、信頼できる脚本家だっただけになんか惜しい。もっと暴走すればよかったのに!!
(7)ワタシ団地育ちですが、何か問題でもある?