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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

アメリカ、家族のいる風景/ヴィム・ヴェンダース監督(2005)

(1)ロードムービーって大好き。あてのない現実逃避の旅に出る。これって現実逃避で映画を観てるワタシと全く同じ。無茶苦茶共感しちゃう。(2)パリ、テキサスの監督・脚本コンビ作品。パリ・テキサスを越えてはないけどスゴく好き。(3)原題は「DON'T COME KNOCKING(訳:ドカドカ入って来ないで)」(4)主人公のサム・シェパードは色気がないからスターには見えないのがオシイ。(5)「ライフ・アクアティック」やジャームッシュの新作「ブロウクン・フラワーズ」や本作の共通点の、「隠し子認知」って最近多い展開。(6)青空バックっていうのが多かったな。(7)ワタシも母子家庭で、父親の存在って想像の世界だったから、このアールのセリフにはスゴく判っちゃって、ヤバかったな。

以下あらすじです。

かつては西部劇のスターとして鳴らしたものの、いまやすっかり落ちぶれてしまった俳優ハワード・スペンス。突然すべてに嫌気がさした彼は、撮影現場から逃亡、カウボーイの衣装のまま荒野の中に馬を走らせていた。やがて彼は、家を飛び出して以来30年近く帰っていなかった母親のもとへと向かった。突然の帰郷にも息子を温かく迎える母。そして彼女はハワードに思いがけない事実を告げる。20数年前、若い女性からハワードの子供を身ごもったとの連絡があったというのだ。まだ見ぬ子供の存在を知ったハワードは、かつて関係を持ったウェイトレス、ドリーンのもとを訪ねるのだったが…。