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ピンチの後にチャンスあり!しかし人生ピンチの連続。まぁなるようになるかね。

17年前という微妙な昔話なのに

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

(1)ロッキング・オン読者(現在進行形!)としては宇野さんの原稿は面白くて大好きでした。とくにブリティッシュのバンド系の記事。他のライターでは中本さん!妹沢さんの記事も好き!
(2)今まで知りませんでしたが、宇野さんとは同じ1970年生まれで西東京出身という共通点あり!
(3)ベルセバのスチュアートとサッカーをした逸話などうらやましい話が多い。
(4)本作が意外だったのは、宇野さんはどちらかというと洋楽の方が強いと思ってたのに、邦楽ネタできたこと!
(5)で、この「1998年の宇多田ヒカル」は17年前という微妙な昔話なのに、現代感がある!
(6)何故なら1998年の話はちょっとしかでてこないから!
(7)この本、面白い話だったのですが、芸風(文体)がダレからに似てると思ってたら、水道橋博士の「藝人春秋」に似ている。伏線を張り、きちんと回収する。ある意味2時間ドラマ的。ある意味2時間居酒屋的。
(8)ひとつこの本にに付け加えたいトリビアを。
(9)宇野さんとワタシと同じ年の工藤静香の話。
(10)同じ西東京というけど工藤静香羽村というかなり田舎で、実家がスナック、中学からものおじせずガンガン人前歌っていたっていうナチュラル・ボーン・シンガーでヤンキーだったって話。(高校の同級生からの情報ですが。)
(11)ヤンキーからアーチストへ。それから日本のトップアイドル嫁に!
(12)永ちゃんばりの「なりあがり人生!」
(13)こんな話蛇足か。。。
(14)あと渋谷系の定義がワタシとは異なる点も指摘しておきます。
(15)フリッパーズ、ピチカート、オリラブが渋谷系御三家かもしれませんが、その御三家がプッシュした、オレンジジュース、ロジャー・ニコルス、ダンヒックスなどもワタシ的には渋谷系に入る(当時の渋谷レコードショップでそういう売り方だった)ので、今までにない、温故知新として良いムーブメントだったと回顧。数値化できない話ですみません。
(16)ある意味この本も温故知新的であり。
(17)宇野さん、次回はマニアック路線でベルセバ話!もしくは80年代洋楽ニューウェーブ・ネタをお願いします!